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献血体験記

#zatsu

2023-6-15

TL;DR

  • 街中で献血募集の看板を持って立っている人の雇用形態が気になったので献血をした

  • あれは献血ルームの中の人の当番制(まあそうだね)

  • 他にも色々なことを聞けた

  • 献血自体はそこまで痛くなく楽にできた

動機

先日新宿を徘徊していると,大きな看板を持ちながら献血を呼びかけている人に出くわしました.それなりに都市部などに出かける人間なのでその光景自体は珍しくありませんでしたが,よくよく考えるとこういった人は呼びかけを専門として何時間も立っているのかが気になってきました.

そこで当事者にこのことについて聞きたくなったのですが,どうせなら初めての献血というのをやってついでに聞くと win-win で良いなという気持ちになったのでそのまま新宿の献血ルーム(ここ)に行きました.

流れ

初だったので最初に諸々の問診等がありました.初回は 400ml 全血採血のみができると伝えられたのでそれを希望したところ体重の規定(50kg 以上)がギリギリで危なかったです.あと直近の睡眠時間と食事の時刻も聞かれました.たまたまパソコンで生活が崩壊している時期ではなかったので割と常識的な数値を申告できたと思います.一般に生活というのは崩壊しない方が良いらしいです.

また,医師の方による個別問診もありました.多分普通の献血フローに乗っていると医師と話すのはここくらいだと思うので,自分が AB 型であることもあり,献血に来る人間の血液型別のありがたさ等について聞いていました.曰く全血採血の場合は O 型が一番ありがたい(他の血液型の人にも使えるので)が,成分献血だと AB 型が一番ありがたい(人口に占める比率が少ないので)とのことでした.前者の視点は抜けていたのでなるほどなあという気持ちになりました.

その後実際に採血が始まるまで予想に反してかなり待ちの時間が発生しました.休日だったのもあってか当初想像していたよりもずっと多くの人がいたので,これが影響しているのだと思います.待っている間は無料で飲めるコーヒーなどを可算無限杯飲んだり私物の iPad で GoodNotes 上の PDF にペンで謎の文字を書くなどの行動をしていました.

あと献血直前に塩分を取ると血管迷走神経反応を予防できるかどうかの実験に協力してくれと言われたので採血直前に塩分タブレットを摂取しました.

いよいよ採血です.ある程度覚悟はしていたのですが針が割と太かったです.しかし痛みを感じるのは刺す瞬間だけであり,採血途中は痛みをほとんど感じませんでした.良いですね.目の前で流されているニュースを眺めていたら全てが終了しました.

終わった後

帰宅の際の行動で注意すべき点について説明を受けました(ホームの中央を歩く等).このときに街中の人の正体について聞きました.献血ルームの中の人が交代で街に出て頑張っているらしいです.大変.

アイスボックスの中に入っている任意のアイス 1 本を取ってよいとのことだったので適当なホームランバーを食べたら当たりました.

あと謎に様々な物体を貰いました.特に血液バッグを模したエコカイロなどはこんなのくれるんだという感じで面白かったです.